皇居 東御苑の公開 約2か月ぶりに再開 一般参観も 新型コロナ

皇居 東御苑の公開 約2か月ぶりに再開 一般参観も 新型コロナ
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため臨時休園していた皇居・東御苑の公開が、およそ2か月ぶりに再開されました。
東御苑は旧江戸城の本丸跡などを皇居の附属庭園として整備したもので、ことしの3月下旬以降、全面休園の措置が取られていましたが、宮内庁は感染防止の対策を呼びかけながら、2日公開を再開しました。
皇居の大手門では午前9時に来園の受付が始まると、マスク姿で訪れた人たちが手や指の消毒を済ませ東御苑に向かいました。

園内の二の丸庭園では、84種類の色とりどりのハナショウブが見頃を迎えていて、訪れた人たちは写真を撮るなどして散策を楽しんでいました。

東御苑を100回近く訪れているという千葉県の77歳の男性は「3月に来てからすぐに休園になり、きょうは再開の初日と聞いてやって来ました」と話していました。

世田谷区の75歳の女性は「インターネットを見ながら再開を待ちわびていました。そろそろショウブの花が咲いているかなと楽しみにして来ました」と話していました。

皇居では、休館が続いていた皇室ゆかりの美術品を所蔵する「三の丸尚蔵館」も2日から開館し、一般参観についても参観者の定員を縮小するなどして再開されています。