ラスベガスのカジノ再開へ 新型コロナ感染防止策を公開

ラスベガスのカジノ再開へ 新型コロナ感染防止策を公開
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で休業が続いているアメリカ・ラスベガスのカジノが、今月4日から営業を再開できるようになり、新たな感染防止策が報道関係者に公開されました。
ラスベガスでは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、カジノの休業が続いていますが、地元のネバダ州が今月4日からの営業再開を認めたことを受け、各社が準備を進めています。

このうち大手のMGMリゾーツ・インターナショナルは1日、ラスベガス中心部のホテルに併設されたカジノに報道関係者を招いて新たな感染防止策の準備状況を公開しました。
スロットマシーンの台数をこれまでより減らし、利用客が互いに距離を保てるようにしたり、カードなどを配るディーラーと客の間には、飛まつを防ぐ透明な板を設置したりしています。

また、利用客にマスクを無料で配布するほか、まめに手を洗えるよう洗面台を設置しています。

ネバダ州では一大産業であるカジノが休業した影響などで、ことし4月の失業率が28%を超え、全米各州の中で最悪となり、カジノや飲食店の関係者の間では、営業再開への期待が高まっています。
MGMで感染防止策を担当するジョン・フリンさんは「新たな対策をゆっくりと着実に進めていきたい。利用客の皆さんにもいずれは快適だと感じてもらえるだろう」と話しています。