東京 神奈川 埼玉 千葉 休業要請の状況 (2日現在)

東京 神奈川 埼玉 千葉 休業要請の状況 (2日現在)
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う首都圏の、東京・神奈川・埼玉・千葉の休業要請の状況です。

東京都

東京都は4つのステップで休業要請を段階的に緩和していく業種や施設などを一覧で公表しています。

6月1日から移行した「ステップ2」に分類されているのは、
学習塾などでは
▽自動車教習所
▽学習塾
▽英会話教室
▽音楽教室
▽囲碁・将棋教室
▽生け花・茶道・書道・絵画教室
▽そろばん教室
▽バレエ教室
▽体操教室です。

劇場などでは
▽劇場
▽観覧場
▽プラネタリウム
▽映画館
▽演芸場です。

集会・展示施設では
▽集会場
▽公会堂
▽展示場
▽貸会議室
▽文化会館
▽多目的ホール
▽ホテル(集会の用に供する部分に限る)
▽旅館(集会の用に供する部分に限る)です。

商業施設では
▽ペットショップ(ペットフード売り場を除く)
▽ペット美容室(トリミング)
▽宝石類や金銀の販売店
▽住宅展示場(集客活動を行い、来場を促すもの)
▽古物商(質屋を除く)
▽金券ショップ
▽古本屋
▽おもちゃ屋、鉄道模型屋
▽囲碁・将棋盤店
▽DVD/ビデオショップ
▽DVD/ビデオレンタル
▽アウトドア用品、スポーツグッズ店
▽ゴルフショップ
▽土産物屋
▽旅行代理店(店舗)
▽アイドルグッズ専門店
▽ネイルサロン
▽まつ毛エクステンション
▽スーパー銭湯
▽岩盤浴
▽サウナ
▽整体院(主として利用者が身体機能の維持を目的として利用する施設は要請の対象外とする)
▽エステサロン
▽日焼けサロン
▽脱毛サロン
▽写真屋
▽フォトスタジオ
▽美術品販売
▽展望室
▽百貨店(生活必需品売場以外)
▽ホームセンター(生活必需品売場以外)
▽ショッピングモール(生活必需品売場以外)です。

運動施設ではスポーツジムです。

また、体育館、水泳場、ボウリング場、野球場、テニス場、陸上競技場などは、「ステップ1」では観客席部分は使用できませんでしたが、「ステップ2」に移行して使えるようになりました。

居酒屋を含む飲食店や料理店、喫茶店などは、飲食・酒類の提供について朝5時から夜10時までで、「ステップ1」と変わりません。

コンサートや展示会などのイベントは、入場者数に上限を設けたうえで開催を認め、入場者数を
▽屋内で100人以下、または収容定員の半分以下のいずれか少ない方、
▽屋外で200人以下としています。

神奈川県

神奈川県は旅行や帰省など都県の境をまたいだ不要不急の移動については引き続き自粛するようよびかけています。

休業要請の緩和はすべての業態や施設を対象に「ステップ1」と「ステップ2」の2段階で行う方針で、先月27日から「ステップ1」に移行しました。

「ステップ1」では、各事業者が県が示したチェックリストをもとに感染防止対策を徹底することを前提に
▽遊興施設
▽大学や学習塾
▽劇場
▽商業施設などすべての業態や施設で午後10時までの短縮営業を求めたうえで、休業要請の措置を緩和するとしています。

午後8時までの営業を要請してきた飲食店も、午後10時まで営業できるようになりました。

またイベントも小規模であれば開催を可能とするとしています。

接待を伴う飲食店や、パチンコ店、ゲームセンター、それにライブハウスなども一斉に緩和の対象になりました。

次の「ステップ2」では、営業時間の短縮が解除されるほか、中規模イベントも開催できるようになりますが、感染状況を踏まえ、今月中旬以降に判断するということです。

埼玉県

埼玉県は、都県の境をまたいだ不要不急の移動については引き続き自粛するようよびかけています。

休業要請の解除について、県内の新たな感染者の数や東京都内の感染者数など5つの指標をもとに検討することにしています。

休業要請が解除されたのは
▽美術館、博物館、図書館、自動車学校や学習塾などの学習支援施設
▽劇場や映画館、演芸場、集会場、公会堂、展示場などの施設
▽マージャン店、パチンコ店、ゲームセンターなどの遊技場、
▽水泳場や体育館、ボウリング場などの運動施設、ネットカフェや漫画喫茶、接待を伴わないバー、ホテルや旅館の宴会場、それに射的場や場外馬券売り場などの遊興施設です。

いずれも十分な感染防止策を図ることが条件です。

カラオケ店は、個室をテレワークで利用する場合にかぎり、解除の対象となっています。

また、飲食店の酒類の提供時間は、午後7時までとしていたのを午後10時までにしています。

休業要請の措置が継続しているのは、
▽スポーツジムやヨガスタジオ、カラオケなどの施設、
▽ナイトクラブやキャバレーなどの施設
▽飲食店での酒類提供の時間制限です。

スポーツジムなどの施設は、集団感染を除いた1週間の感染者数が10人以下、感染経路のわからない感染者の割合が25%未満、重症者用の病床の使用率が50%以下、東京都の感染者数が7日連続で10人以下となった場合に解除が検討されます。

ナイトクラブなどの施設は、
▽集団感染を除いた1週間の感染者数が10人以下
▽感染経路のわからない感染者の割合が20%未満
▽重症者用の病床の使用率が50%以下
▽東京都の感染者数が7日連続で10人以下となった場合に解除が検討されます。

いずれの施設も60日間連続で感染経路になっていないことも条件です。

酒類提供の「全面解除」は、
▽集団感染を除いた1週間の感染者数が7人以下
▽感染経路のわからない感染者の割合が20%未満
▽重症者用の病床の使用率が50%以下
▽東京都の感染者数が1週間で35人以下となった場合に検討されます。

千葉県

千葉県は先月末までは都県の境をまたいだ不要不急の移動の自粛を呼びかけていましたが、1日からは「県境をまたぐ移動は慎重な対応を取ってほしい」という呼びかけに変更しました。

変更の理由について千葉県は国の方針や県内外の感染者数の状況を踏まえたと説明しています。

千葉県は休業要請について、業種別に「A」から「D」の4段階で緩和することにしています。

すでに、「A」に当たる図書館や博物館などや、「B」に当たる大学、学習塾、映画館、ホテルや旅館の宴会場、それに幕張メッセなどの展示場については休業要請が緩和されています。

さらに「C」に当たる水族館や体育館、パチンコ店、ネットカフェなどについては、6月1日から営業を認めています。

また、その次の段階の「D」に当たる施設のうち、スポーツクラブとヨガスタジオ、カラオケ店については、感染拡大防止対策の徹底などを条件として「C」と同じ6月1日から休業要請を解除しました。

一方、「D」に当たる施設のうちライブハウスやキャバレー、ナイトクラブなどについては、いわゆる「3密」が生じやすいとして当面、休業要請を継続し、県内の感染状況や国の動向を踏まえて解除の判断をするとしています。

飲食店での酒類の提供については、午後7時までとしていた時間を、先月26日から午後10時までに緩和しました。

全面的な解除は周辺の都県の緩和状況などを踏まえて判断するとしています。

コンサートや展示会などのイベントは
▽入場者数を屋内で100人以下、かつ収容定員の半分以下
▽屋外で200人以下を目安として開催するよう求めています。

開催にあたっては、「3つの密」が発生しないよう席を配置することや、参加者の連絡先を把握してほしいとしています。

一方、千葉県は、第2波の兆候を把握するため、直近の1週間で
▽1日平均の新たな感染者数が5人以上
▽「陽性率」が3.5%以上
▽感染者が前の週より増加=増加比が1を上回るという3つの指標を目安にして「警報」を出すことにしています。

さらに、感染が拡大したら休業を「再要請」する見通しです。