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「コロナ太り」57%が体重増加 専門家「生活習慣病のおそれ」

皆さん、「コロナ太り」になっていませんか?新型コロナウイルスの影響で外出が減った人も多いと思いますが、60%近くの人が以前よりも体重が増えたという調査結果がまとまりました。専門家は、運動不足で生活習慣病になりやすくなると指摘しています。
健康促進の取り組みを支援している会社「リンクアンドコミュニケーション」は、健康管理アプリを利用している会社員およそ2800人について体重と体脂肪率の変化を分析しました。

その結果、先月16日の時点でことし1月よりも、
▽体重が増えた人は57%、
▽体脂肪率が増えた人は60%に上りました。

体重について見ると、
▽32%の人が増加は1キロ未満でしたが、
▽1キロ以上増えた人も26%いて、
▽中には10キロ近く増えた人もいました。

さらに一日に歩く歩数も大幅に減っていて、厚生労働省が病気の予防として推奨している1日8000歩に達していない人が79%に上っています。

「糖尿病や高血圧のおそれ 企業は健康管理を」専門家

健康政策が専門の筑波大学大学院の久野譜也教授は「テレワークが普及する一方、このまま運動不足の状態が続くと、糖尿病や高血圧症などの生活習慣病を発症するおそれがある。感染の予防が最優先ではあるがこうした2次的な健康被害についても懸念されていて、企業が社員の健康管理にこれまで以上に取り組むなど対策が必要だ」と話しています。

テレワークで歩数半減 筋力落ち関節痛も

東京の郊外に住み大手企業に勤務する伊野雅也さん(30)は、新型コロナウイルスの感染拡大で4月中旬からテレワークに切り替え、ほとんど自宅で仕事をしています。

以前は、家から電車を乗り継いで1時間半ほどかけてオフィスに出勤し、社内でも打ち合わせで移動することが多かったため、一日に歩く歩数はおよそ1万6000歩でした。

しかし今では歩数は半分以下になり、取材した日も外出したのは2回だけで、およそ7200歩しか歩きませんでした。

家では座ってパソコンに向かい、同じ姿勢で仕事をすることが多く、運動不足で筋力が落ちていると感じているほか、足や腰、関節に痛みが出るようになったといいます。

伊野さんは「時々立ち上がって屈伸やストレッチをしないと体が固まってしまう。体力が衰えないか不安だ」と話していました。

「外出は週1回のゴルフだけ」「食べる量増えた」

街では、外出の自粛で運動不足になり体重が増えたという声が多く聞かれました。

今もテレワークが続いているという55歳の会社員の男性は「3キロくらい太ったと思います。以前は一日1万歩は歩いていましたが今は2000歩くらいしか歩かず、外に出るのも週1回のゴルフくらいです」と話していました。

パートで働く41歳の女性は「外出が減って運動不足になった一方、食べる量が増えて体重が2キロぐらい増えました。なんとか減らそうと必死です」と話していました。

ことし専門学校に入学した18歳の女性は「生活が不規則になり、少しだけですが体重が増えてしまいました。なるべく歩くことを心がけたいです」と話していました。

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