10万円給付の申請で初の逮捕 京都 新型コロナウイルス

10万円給付の申請で初の逮捕 京都 新型コロナウイルス
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた現金10万円の一律給付をめぐり、親族の代理人になりすまして給付金をだまし取ろうとしたとして、京都市の男女2人が逮捕されました。警察によりますと、給付金の申請に関わる事件で逮捕されたのは全国で初めてで、2人のうち1人は容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは京都市右京区の無職、寺石諭容疑者(38)と、交際相手の45歳の女です。

警察によりますと、2人は先月、逮捕された45歳の女の親族の代理人と偽って、2人分の給付金20万円をだまし取ろうとしたなどとして、詐欺未遂や有印私文書偽造などの疑いが持たれています。

2人は親族の申請書類の住所を自分たちの住所に変更して給付に関わる書類を受け取り、代理人になりすました書類を市役所に提出していたということです。

2人の様子を不審に思った別の親族が警察に相談し、不正が発覚しました。

調べに対して寺石容疑者は「私には関係ありません」と容疑を否認し、交際相手の女は容疑を認めているということです。

警察によりますと、10万円の給付金の申請に関わる事件で逮捕されたのは全国で初めてだということです。