マスク1万6000枚転売の疑い 高松の会社社長を逮捕 全国初

マスク1万6000枚転売の疑い 高松の会社社長を逮捕 全国初
新型コロナウイルスの感染拡大でマスクが品薄となるなか、輸入業者から仕入れたマスク1万6000枚を転売した疑いで、高松市の会社社長が逮捕されました。マスクの転売はことし3月から法律で禁止されていて、警察によりますと逮捕されたのは全国で初めてです。
逮捕されたのは、高松市の清掃会社社長、藤井淳希容疑者(34)です。

警察によりますと、ことし4月末に、岡山県内の輸入業者から中国製とみられるマスク7万枚を会社名義でおよそ300万円で仕入れ、このうち1万6000枚を香川県と岡山県の2人の自営業者に1枚当たり5円程度を上乗せして転売したとして、国民生活安定緊急措置法違反の疑いが持たれています。

警察は認否を明らかにしていません。

新型コロナウイルスの感染拡大で品薄となったマスクを巡っては、ことし3月から法律で転売が禁止されています。

岡山県警察本部は転売の規模の大きさなどからこの法律を適用し、全国で初めて逮捕しました。

これまでの調べで、仕入れた7万枚のマスクのうち残りの5万枚余りもSNSなどで購入者を募って転売したほか、別に仕入れた9万枚のマスクも転売した疑いがあり、合わせて数十万円の差額を得ていたとみられるということです。

警察はさらに調べを進めることにしています。