コロナ対策にIT活用 ベンチャー企業開発の消毒ロボット披露

コロナ対策にIT活用 ベンチャー企業開発の消毒ロボット披露
新型コロナウイルスの感染対策にIT技術の活用が進められる中、1日、ベンチやテーブルなどを消毒するロボットが披露されました。
長さ80センチ、幅65センチ、高さ1メートル30センチで4つの車輪がついた消毒ロボットは、東京都内のベンチャー企業が開発しました。

1日は、このロボットが内閣府で披露されました。人が歩くのと同じくらいのスピードで動くロボットは、「消毒しています」という音声を出しながら、そなえつけられた噴霧器から消毒液を散布し、ベンチやテーブル、エレベーターのボタンなどを消毒していきました。

人や障害物が近づくと自動で止まる仕組みになっていて、開発した企業では、この夏にも商業施設やオフィスビルなどでの実用化を目指しているということです。
視察した西村経済再生担当大臣は、「感染症を防ぐには、人との接触をできるだけ減らすことが必要だが、無人でできることは無人のほうがいい。必要な資金提供を通じ、新たな課題に挑戦するベンチャー企業を応援していきたい」と述べました。