学校再開 登下校中の子どもが狙われる被害相次ぐ 東京

学校再開 登下校中の子どもが狙われる被害相次ぐ 東京
緊急事態宣言が解除され、東京都内の小中学校では、1日から授業が再開されましたが、登下校中に子どもが知らない男に声をかけられたり、手を引っ張られたりする被害が相次ぎ、警視庁が注意を呼びかけています。
都内の公立の小中学校では、1日から授業が再開され、子どもたちがふだんと異なる時間帯に感染に注意しながら少人数で登校する、「分散登校」を行いました。

警視庁によりますと、1日、登下校中の子どもが狙われる被害が相次ぎ、このうち、荒川区西日暮里では、午前8時ごろ、登校中の小学3年生の女の子が知らない男に「かわいいね」と声をかけられたということです。女の子は1人で登校していたということで、走って学校に逃げ込んだということです。声をかけたのは20代の男だったということです。
また、練馬区旭丘では、午前11時半すぎ、下校中の小学3年生の女の子が後ろから来た男に無言で手を引っ張られたということです。女の子は手を振り払って走って逃げたということです。警視庁によりますと、男は30代から40代でサングラスにマスクをしていたということで、暴行事件として捜査しています。

警視庁は、分散登校で子どもが1人で登下校する機会が増えるとして、不安に感じたら大声で助けを求めたり、防犯ブザーを鳴らしたりするよう注意を呼びかけています。