パラ競泳 成田真由美 緊急事態宣言の解除受け 練習を再開

パラ競泳 成田真由美 緊急事態宣言の解除受け 練習を再開
パラリンピックで日本選手最多の15個の金メダルを獲得している、競泳の成田真由美選手が、緊急事態宣言の解除を受けて、1日からプールでの練習を再開し、「泳げることに感謝して、東京パラリンピックを迎えたい」と意気込みました。
競泳の運動機能障害のクラスで東京パラリンピックへの出場を目指す成田選手は、緊急事態宣言が出た4月以降、横浜市にある拠点のプールが使えなくなったため、水中で練習を行えず、主に自宅でダンベルやチューブを使ったトレーニングを繰り返していました。

緊急事態宣言の解除を受けて、1日から拠点のプールの営業が始まったことに合わせ、成田選手も水中での練習をおよそ2か月ぶりに再開しました。

練習メニューが書かれたボードには、コーチから「あせらずに」とメッセージが書かれていて、成田選手はフォームの確認をしながら、いつもの3分の2程度だという3000メートルの距離を泳ぎ調整していました。

成田選手は「本当に久しぶりに水に入れて、充実した時間を送ることができた。2か月の自粛によって心肺機能は明らかに落ちていると思う。何か月で戻せるのか不安はあるが、あとはどんどんレベルアップできると、わくわくもしている」と笑顔で振り返りました。

そのうえで、東京パラリンピックに向けて「泳げることに感謝しながら、東京パラリンピックを迎えて、選手生活を終えたい」と意気込んでいました。