都立学校が再開 宣言解除受け 当面は分散登校も

都立学校が再開 宣言解除受け 当面は分散登校も
3月から休校が続いていた都立学校が、緊急事態宣言の解除を受けて、1日から再開しました。都の教育委員会は、当面は登校日を限定する分散登校などを実施し、全面再開については今後の感染状況を確認しながら見極めることにしています。
久しぶりの学校再開となった1日、中野区にある中高一貫教育校の富士高校と附属中学校では、分散登校で午前中は中学1年生のみが登校しました。

入学後初めての登校となった1年生は、早速、体育館で開かれた学年集会に臨みました。

この中で野村公郎校長は「新型コロナウイルスは終息していないが、ウイルスを正しく恐れ、節度ある行動で学校生活を送ってほしい」とあいさつしました。

また、代表の男子生徒は「新しい生活に多少不安はありますが、楽しい学校生活への希望が強くなっています。すばらしい思い出を多く作っていきたいです」と抱負を語りました。
このあと、生徒の数を3分の1程度に抑えてホームルームが行われ、生徒たちは教員から、毎朝体温を測ることや、次の登校日などの説明を受けていました。

都の教育委員会は、2週間程度を目安に段階的に登校日などを増やし、全面再開については今後の感染状況を確認しながら見極めることにしています。

野村校長は「全員が登校できる日が来ればいいが、第2波も想定しないといけないので、オンライン授業も並行しながら、学習の機会を確保していきたい」と話していました。