奈良 東大寺 大仏殿の拝観再開 「柱のくぐり抜け」は中止

奈良 東大寺 大仏殿の拝観再開 「柱のくぐり抜け」は中止
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奈良市の東大寺は、1か月余り停止していた大仏殿の拝観を1日、再開しました。
東大寺は、4月24日から大仏殿内部の拝観を停止していましたが、関西全域で緊急事態宣言が解除されたことなどを受けて1日再開しました。

拝観時間は、午前8時半から午後4時までと、以前より2時間半短縮され、窓口などに消毒液が置かれたり足元に間隔をあけるための目印のテープが貼られたりしています。
御利益があるとして人気だった大仏殿の柱のくぐり抜けも行列が予想されるため中止され、訪れた人たちは大仏を前に静かに手を合わせていました。

奈良市から訪れた70代の女性は「久しぶりに大仏さまを拝むことができて大変ありがたい。早くコロナが収まって孫に会いたい」と話していました。

東大寺の橋村公英・執事長は「たくさんの方の協力できょうを迎えられたことをありがたく思います。対策を続け1日も早く通常どおり再開できたらと思います」と話していました。

奈良県内ではこのほか興福寺や薬師寺、それに唐招提寺でも1日から拝観を再開しています。