北九州 児童生徒の感染相次ぐ 市教委“37度以上 登校控えて”

北九州 児童生徒の感染相次ぐ 市教委“37度以上 登校控えて”
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北九州市の小中学校に通う児童や生徒が、新型コロナウイルスへの感染が確認されるケースが相次いでいることから、市の教育委員会は登校前の検温で37度以上あった場合などは、登校を控えるよう保護者に呼びかけています。
北九州市では31日までに小倉南区にある小学校で同じクラスの児童5人の感染が確認され市は、この小学校で集団感染が発生したとしています。

また、ほかの3つの小中学校でも合わせて5人の児童と生徒に感染が確認されています。

こうしたことを受け、市の教育委員会は31日夜、小中学校などに対し、検温や体調の確認などを徹底するよう通知しました。

このなかでは、保護者に対し、児童や生徒が登校前の検温で37度以上あった場合や、同居する家族に発熱など、かぜの症状がある場合などは登校を控えるよう呼びかけています。

学校に登校後、こうした状況が確認された場合は早退させたり、教室とは別の部屋で対応したりするとしています。

北九州市の教育委員会は、児童・生徒の感染が確認された小中学校を臨時休校にしていますが、このほかの学校については、今のところ休校にする予定はなく、当分の間は給食を提供せず午前中のみ授業を行うことにしています。

官房長官「現在、調査、分析中」

菅官房長官は午前の記者会見で、「北九州市では、同じ小学校で5名の生徒の感染が確認され、感染経路や感染源について、学校内で感染が拡大したかどうかを含め、現在、調査、分析中だ。現時点で厚生労働省として、クラスターと判断しているわけではない」と述べました。

また学校の再開に関連し、「文部科学省が『衛生管理マニュアル』を教育委員会などに示しており、引き続き教育委員会と連携して、学校における感染拡大防止に取り組んでいきたい」と述べました。