東京都内の小学校で授業再開 分散登校の子どもを地域で見守り

東京都内の小学校で授業再開 分散登校の子どもを地域で見守り
1日から東京都内の多くの小学校は「分散登校」の形式で授業が再開されましたが、三鷹市では登校中の安全を守るため地域をあげての大規模な見守り活動が行われています。
「分散登校」での授業再開にあたっては、子どもたちがふだんと異なる時間帯に少人数で登校することから、交通事故や犯罪に巻き込まれないか心配する声が上がっています。このため三鷹市の小学校では警察や保護者と連携し、地域をあげての大規模な見守り活動が行われています。

このうち市立第四小学校では1日朝、低学年の児童の半数の100人余りが登校し、白バイ隊員を含む警察官や教員、保護者合わせておよそ20人が通学路を見守りました。とくにこれまでほとんど登校したことがない1年生に対しては、道路の白線から車道側にはみ出さないことや不審者に気をつけることなどを丁寧に呼びかけていました。こうした見守りは午後の登校でも行われるということです。

三鷹市立第四小学校の黒木桂子校長は「分散登校で大人の目が届きにくくなる中、警察や地域の方々が連携して見守りにあたってもらえるのはありがたいです」と話していました。

三鷹警察署の小林正和生活安全課長は「通常と異なる時間帯に子どもたちが動くと事件や事故のリスクが高まるので、地域の方々と連携し対策を進めていきます」と話していました。