航空大手 マスク着用要請など感染防止対策を強化 新型コロナ

航空大手 マスク着用要請など感染防止対策を強化 新型コロナ
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新型コロナウイルスの感染防止対策を強化するため、航空大手の全日空は1日から機内などでは必ずマスクを着用するよう利用客に求めています。
緊急事態宣言が全国で解除されたことを受け、航空各社では需要の回復を見込んで、客どうしの接触を避けるなど感染防止対策をまとめています。

このうち、全日空は今月、国内線の運航本数を先月よりおよそ15%増やす計画で、1日から機内などでは必ずマスクを着用するよう求めています。マスクを持っていない客には、使い捨てのマスクを配ることにしていますが、幼児や特段の理由がある場合を除いて、着用に応じない場合は、搭乗を断ることもあるということです。

また、客室乗務員や地上係員などもマスク着用のほか、必要があれば手袋やフェースガードを装着して接客し、搭乗ゲートなどでは、チケットの手渡しを取りやめることにしています。

このほか、旅客機は飛行中も、機内の空気が2分から3分で、すべて入れ替わる仕組みで、座席のテーブルやひじ掛けなどは、国内線、国際線ともに消毒を徹底しているということです。

一方、日本航空でも1日からマスク着用の要請を始めているほか、1度に搭乗する人数を最大20人までに制限し、足跡マークを設置して客どうしの距離を十分に保つなどの取り組みを進めています。

鳥取行きの便に搭乗する70代の男性は、「感染のリスクを気にしていない人も見かけるので、こうした対策は必要だと思います」と話していました。