緊急事態宣言が全国で解除されて初めての日曜日となった31日、長野県小諸市の観光名所、「懐古園」では、休業していた人力車の営業が再開され、観光に訪れた人たちを楽しませています。

長野県小諸市の城跡の公園、「懐古園」の人力車は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて休業していましたが、今月27日から営業を再開しました。

緊急事態宣言が全国で解除されて初めての日曜日となった31日は、午前中から観光客が訪れ、人力車を引く人が見どころを説明したり、歌を披露したりしながら園内を回っていました。

感染拡大を防ぐため、人力車を引く人もマスクを着用しているほか、混み合わないよう、電話や無料通信アプリ「ＬＩＮＥ」で事前に予約するよう呼びかけています。

予約した場合は、県内からの利用であれば来月1か月間、県外からの利用であれば7月の1か月間、料金を9割引きにするということです。

人力車に乗った長野県諏訪市の30代の男性は、「人力車に乗ると新緑を間近に見られてきれいでした。外出を自粛していたので、気分転換になりました」と話していました。人力車を引く喜楽屋笑太さんは「まだまだ訪れる人は少ないですが、乗ってくださったかたに楽しんでもらいたいです」と話していました。