海水浴場 密集防止へ砂浜に目印設置を 神奈川県がガイドライン

海水浴場 密集防止へ砂浜に目印設置を 神奈川県がガイドライン
神奈川県は海水浴シーズンを前に海での感染リスクを抑えるため、砂浜に目印を設置して人との距離を確保するなど、海水浴場の開設や利用に関するガイドラインをまとめました。
神奈川県内の海水浴場には、去年はおよそ320万人が訪れていて、ことしも海水浴場が開設されれば多くの人が訪れ感染リスクが高まるおそれがあるとして、県は海水浴場の開設や利用に関するガイドラインをまとめました。

この中では自治体などが海水浴場を開く際は
▽人と人との距離をできれば2メートル、最低1メートルは空けるため、砂浜に一定の間隔で目印を設置することや、
▽ライフセーバーはマスクやフェースシールドを着用すること、
▽そして、イベントは中止するよう求めています。

海の家については
▽利用は完全予約制とし、
▽声をかけての勧誘は行わず、
▽浮き輪やゴーグルは貸し出し前後に消毒するほか、
▽テーブルやいすの間隔を広くとることなどを求めています。

利用者に対しても、グループ内では対面ではなく横並びで座ることなどを求めています。

県内ではこれまでに茅ヶ崎市と大磯町などが今シーズンは海水浴場を開設しないことを決めています。

県生活衛生部では「ことしの海水浴場の開設は困難だと考えられ、このガイドラインを守ることができないなら、開設はやめてほしいというメッセージを込めた」としています。