運動や学習できる施設が再開 東京 江戸川区 新型コロナ

運動や学習できる施設が再開 東京 江戸川区 新型コロナ
東京で緊急事態宣言が解除されて最初の週末を迎えた30日、江戸川区では、地域の中高生や親子が運動や学習などに利用できる施設がおよそ3か月ぶりに再開されました。
江戸川区に7か所ある「共育プラザ」はスポーツ場や学習室、子育て広場などを備えた施設ですが、3月2日からおよそ3か月にわたって休館していました。

このうち、多い日には250人が利用していたという「共育プラザ葛西」では、再開初日の30日、早速マスクを着けた地元の中学生たちが訪れ、卓球をしたり、談話室で会話を楽しんだりしていました。

この施設では、新型コロナウイルスの感染者が出た場合に備えて、入り口で番号が書かれたシールを貼ってもらい、誰がどの時間帯にどこにいたかを記録する取り組みを始めました。また、混雑を防ぐため、利用できる時間を制限し、人が入れ代わるたびに職員が用具などを消毒していました。

中学1年の男子生徒は「家でスポーツができなくてストレスがたまっていました。あさって再開する学校よりも先に再開してくれてうれしいです」と話していました。

「共育プラザ葛西」の田島里美館長は「多くの子どもたちの居場所だったので、休館するのは心苦しかったですが、どうすれば感染拡大を防ぎながら運営できるか、改善を続けていきたいです」と話していました。