東京 新たに14人感染 半数は集団感染疑いの病院患者 コロナ

東京 新たに14人感染 半数は集団感染疑いの病院患者 コロナ
東京都は30日、都内で新たに14人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。5日連続の2けた台となった30日は、集団感染が発生した疑いのある病院の患者が半数を占めているということです。
東京都は30日、都内で新たに20代から80代の男女14人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。29日の22人からは減っていますが、5日連続で2けた台です。

14人のうち8人は、これまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、集団感染が発生した疑いのある小金井市の武蔵野中央病院の患者7人が含まれているということです。

また、残りの6人は今のところ感染経路が分かっていませんが、接待を伴う飲食店に携わる20代の男性3人が含まれているということです。

これで都内で感染が確認された人は、5231人になりました。

一方、都は新型コロナウイルスの感染が確認されていた50代と80代の男女2人が死亡したことを明らかにしました。

これで都内で死亡した感染者は304人となりました。

都の指標の状況は

東京都は、感染の状況などについて、指標を設定したうえで毎日、モニタリングし、休業要請の段階的な緩和や、再び要請を行うかどうかの目安としています。

このうち、緩和の段階を進める場合、新たな感染の確認は1週間の平均で1日あたり20人未満、新たに確認された人のうち感染経路が不明の人の割合が1週間の平均で50%未満、感染確認の週単位の増加比率が前の週より低くなるかなどを目安として、医療体制なども考慮して総合的に判断するとしています。

東京都が30日公表した指標は、新たな感染確認が1日あたり13.4人、感染経路が不明の人の割合が53.2%でした。また、週単位の増加比率は2.29で前の週より増えたことを示しています。