米の日本語学ぶ高校生の大会 新型コロナ影響でネット開催

米の日本語学ぶ高校生の大会 新型コロナ影響でネット開催
アメリカで日本語を学ぶ高校生たちが日本についての知識をクイズ形式で競う大会が開かれ、ことしは、新型コロナウイルスの影響で初めてインターネット上で行われました。
この大会はアメリカで日本語を勉強する高校生たちが、日本の文化や歴史など幅広い知識を競う「ジャパン・ボウル」で、毎年春に首都ワシントンで開かれていますが、ことしは新型コロナウイルスの影響で初めてインターネット上で行われました。

全米の29の高校から170人の生徒が参加し、ネット上に表示される写真から日本のどこの都市かやどこの県のゆるキャラなのか答える問題などに挑戦しました。

また、慣用句などを使って文章を作る問題では「耳を疑う」が出題され、生徒が「コロナウイルスのせいで学校が閉まると聞いた時、耳を疑った」と流ちょうな日本語で答えると、日本人の審査員から「ワンダフル」という声が上がっていました。

アメリカでは、日本のアニメやゲームがきっかけで日本語を学び始める人が少なくなく、日本の国際交流基金によりますと、アメリカで日本語を学ぶ人は、全体で16万6000人いると見られるということです。

優勝した生徒には例年、賞品として日本への旅行が贈られますが、ことしは新型コロナウイルスの影響で、旅行の日程などの詳細はまだ決まっていないということです。