29日の人出 多くの地点で増加傾向続く

29日の人出 多くの地点で増加傾向続く
今週、緊急事態宣言が解除された首都圏の1都3県と北海道の29日の人出は、感染拡大前と比べて15%程度から70%程度少ない状態でした。東京の新宿駅周辺では人出が感染拡大前の半分程度まで戻るなど多くの地点で増加傾向が続いています。
NTTドコモは、携帯電話の基地局の情報をもとにプライバシーを保護した形で全国47都道府県の人出のデータをまとめています。

それによりますと、東京都内の各地の人出は、感染拡大前のことし1月中旬から2月中旬の平日の平均と比べて、
▽丸の内周辺で63.8%
▽大手町周辺で60.8%
▽渋谷センター街周辺で47.1%
▽新宿駅周辺で46.2%少ない状態でした。

宣言の解除を受けて、多くの地点で人出は増える傾向が見られ、減少の幅が緩やかになっています。

新宿駅周辺では感染拡大前の半分程度まで人出が戻った形になっています。

また、埼玉、神奈川、千葉の3県では、
▽大宮駅周辺で38.9%
▽横浜駅周辺で34.3%
▽千葉駅周辺で18.8%の減少でした。

北海道は、札幌駅周辺で44.8%の減少でした。

一方、先週、緊急事態宣言が解除された大阪、京都、兵庫の3府県の29日の人出は、感染拡大前と比べて、
▽大阪・梅田周辺で38.2%
▽京都駅周辺で37.6%
▽兵庫県神戸市の三ノ宮駅周辺で28.1%の減少でした。