10万円給付金 39人に二重支払い 北海道 室蘭

10万円給付金 39人に二重支払い 北海道 室蘭
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた現金10万円の一律給付について、北海道室蘭市は、18世帯39人に対し合わせて390万円を誤って二重に支払うミスがあったと発表しました。
室蘭市では現金10万円の一律給付を今月20日から始めています。

市によりますと、今月22日、市民から「給付金が二重に振り込まれている」と連絡があり、詳しく調べた結果、申請した18世帯39人の口座に合わせて390万円を誤って二重に振り込むミスがあったことがわかったということです。

北海道によりますと、道内で給付金を二重に支払うミスが明らかになったのは初めてです。

ミスの原因について市は、給付金の管理システムの改修が間に合わず、担当の複数の職員がデータを作成した結果、金融機関に送るデータを重複して送るなどのミスがあったと説明しています。

振り込みのミスがあったほとんどの世帯とはすでに連絡がついて、給付金の返還に同意しているということです。

市はミスの再発を防ぐため、管理システムを使うほか、入力したデータを複数で確認するなどチェック体制を強化するとしています。

室蘭市の塩越順一保健福祉部長は記者会見で「このたびは重複して支払った市民の皆様や市民の信頼を損ない大変申し訳ありませんでした」と陳謝しました。