経団連 夏から秋に大学と共同で就職説明会を開催へ コロナ影響

経団連 夏から秋に大学と共同で就職説明会を開催へ コロナ影響
経団連は、新型コロナウイルスの感染拡大で大学生の就職活動に影響が出ていることから、ことしの夏から秋にかけて、追加的に採用の機会を設けようと大学側と共同で、複数の企業が参加する就職説明会を開催することになりました。
これは、各企業の就職説明会が中止となるなど、新型コロナウイルスの影響が就職活動にも広がっていることから、経団連と大学でつくる協議会が学生を支援しようと決めました。

それによりますと、ことしの夏から秋にかけて、複数の企業が参加する会社説明会を開催し、採用面接の機会も設けます。

具体的な開催時期や参加企業についてはこれから調整する予定で、今後の感染拡大の状況によってはオンラインでの開催も検討するということです。

また、協議会は、学生の研究や学習に遅れが生じていることから、各大学に対しては、春だけでなく秋にも卒業できるようにすること、企業に対しては、秋に卒業する学生にも対応できるよう通年採用に積極的に取り組むことをそれぞれ呼びかけています。
経団連で教育問題について担当する長谷川知子SDGs本部長は「企業の採用活動は新卒一括採用だけでなくすでに多様化してきているが、感染拡大による学生の不安を払拭(ふっしょく)するためより弾力的な採用活動を行っていく」と話していました。