関門連絡船 減便期間を延長 北九州で新型コロナ感染急増

関門連絡船 減便期間を延長 北九州で新型コロナ感染急増
北九州市で新型コロナウイルスの感染確認が急増していることを受けて、山口県下関市と北九州市を結ぶ「関門連絡船」は、現在の減便の期間を来月18日まで延長することを決めました。
「関門連絡船」は、下関市と北九州市門司区を結んでいて、地元の通勤・通学客や、観光客にも利用されていますが、先月8日からは通常の8割ほどに減らして運航しています。

来月1日からは通常の運航に戻す予定でしたが、北九州市で新型コロナウイルスの感染確認が急増していることを受けて、急きょ予定を変更し、来月18日まで減便を続けることを決めました。

運航する「関門汽船」によりますと、今月の乗客数はおよそ4500人と、去年の同じ時期と比べて90%以上減っていますが、ここ2週間ほどは徐々に利用者が戻ってきているということです。

下関市側で窓口業務をしていた「関門汽船」社員の中村優子さんは「学校の再開で学生の利用が戻り始めたところでした。感染が広がらないよう願うほかありません」と話していました。

また、北九州市への出張を終えて下関市に戻ってきたという女性は「下関市でも感染が広がるのではないかと、不安なので気をつけます」と話していました。