“持続化給付金” 初日申請の9割は振り込み済み 経産相

“持続化給付金” 初日申請の9割は振り込み済み 経産相
新型コロナウイルスの影響で売り上げが大きく落ち込んだ事業者に現金を給付する「持続化給付金」について、初日の申請分で支払いに遅れが出ているのではないかという指摘が出ていることに対し、梶山経済産業大臣は初日の申請分のうち9割近くはすでに振り込みを済ませたことを明らかにしました。
梶山大臣は29日の閣議のあとの会見で、記者団から持続化給付金をめぐり、受け付け初日の今月1日に申請したのに、目安とされる2週間を大幅にすぎても支給を受けられない事業者があるという指摘を受けたのに対し、「今月1日に申請された18万件のうち87%はきょうまでに支払っている」と明らかにしました。

そのうえで、振り込みの手続きに入っているものを除いた残り8%については、申請内容に不備があり確認作業を行っているとしています。

一方、持続化給付金の事務を委託している社団法人について一部の報道で実態が不透明だという指摘が出ていることについて、「適正な契約の元に実施している。精査して疑問点に答えたい」と述べました。

経済産業省によりますと、持続化給付金は全体ではこれまでに130万件以上の申請があり、そのうち半分を超える75万件に対し、合わせて1兆円の振り込みが完了したということです。