大阪を代表する繁華街・ミナミでは新型コロナウイルスの感染拡大前のにぎわいを取り戻そうと地元の飲食店などの関係者が空き缶などを拾う清掃活動を行いました。

清掃活動を行ったのは地元の飲食店やホテル、不動産会社の経営者や従業員などおよそ60人です。

参加者たちは朝から観光スポットである戎橋の周辺などで空き缶やたばこの吸い殻を拾い、あっという間にゴミ袋がいっぱいになりました。

新型コロナウイルスの影響を受けてミナミでは人通りが途絶えた、閑散とした状況が1か月以上続きました。

大阪府による飲食店への営業時間短縮などの要請はすでに解除されていますが、客足の戻りは鈍い状況だということです。

大掃除を主催した「ミナミ会」の西村賢太さんは「緊急事態宣言の解除を受けてこれから再びお客さんを呼び込むうえで、いちばん簡単なおもてなしが大掃除と考えてこの活動を企画しました。きれいになったミナミに多くの人に訪れてもらいたいです」と話していました。