北九州で21人感染確認 対策班派遣で感染経路究明へ 新型コロナ

北九州で21人感染確認 対策班派遣で感染経路究明へ 新型コロナ
北九州市で新型コロナウイルスの新たな感染者の確認が相次いでいることを受けて、政府は、対策班を派遣して感染経路の究明を進めるとともにほかの地域でも集団感染が発生するおそれは常にあるとして、感染防止策の徹底を改めて呼びかけることにしています。
北九州市では28日、新たに21人が新型コロナウイルスに感染していることが確認され、北九州市での感染確認は、6日連続で合わせて43人となりました。

これを受けて政府は、厚生労働省のクラスター対策班の担当者を現地に派遣し、地元の専門家と連携して感染経路の究明を進めるとともにさらなる感染拡大を防ぐための対策を支援することにしています。

また、29日午後開かれる政府の専門家会議でも、北九州市をはじめ、緊急事態宣言が解除されたあとの各地の感染状況などについて意見を聴く方針です。

西村経済再生担当大臣は28日の記者会見で「ウイルスは、どこに潜んでいるかわからず、ゼロにするのは難しい。小さな波が、油断をすると大きな波になってしまうので、くれぐれも感染防止策をしっかり講じながら、経済活動を広げることが大事だ」と強調しました。

政府は、緊急事態宣言の解除後も、全国各地で集団感染が発生するおそれは常にあるとして、いわゆる3つの「密」を避けることや、手洗いやマスクの着用など感染防止策の徹底を改めて呼びかけることにしています。