北九州で21人感染確認 6日で計43人 拡大防止に全力 新型コロナ

北九州で21人感染確認 6日で計43人 拡大防止に全力 新型コロナ
北九州市では28日、新たに21人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。北九州市での感染確認は6日連続で合わせて43人となり、市は感染拡大防止のため、国の協力も得て感染経路や感染源の特定に全力を挙げる方針です。
北九州市によりますと、新たに感染が確認されたのは小学生と中学生を含む10代から80代までの男女、合わせて21人です。

このうち、9人は門司区にある門司メディカルセンターの医療スタッフで、今月25日に感染が確認された60代の女性の濃厚接触者だということです。

また、小倉北区の北九州総合病院の入院患者と医療スタッフの合わせて2人の感染も確認され、この病院で28日までに感染が確認された人の合計は5人になりました。市は、この2つの病院で感染者の集団、「クラスター」が発生したとしています。

28日、感染が確認された21人のうち17人は、すでに感染が確認された人の濃厚接触者などですが、残りの4人は感染経路が分かっていません。

北九州市での感染確認は6日連続で合わせて43人となり、この半数近くの21人の感染経路が分かっていません。

市は、感染拡大防止のため厚生労働省のクラスター対策班や国立感染症研究所の協力も得て、感染経路や感染源の特定に全力を挙げる方針です。

一方、福岡県は接待を伴う飲食店などへの休業要請を来月1日の午前0時で県内一律に解除したい考えですが、北九州市での感染確認の急増を受け、その是非も含め29日、厚生労働省のクラスター対策班と協議することにしています。