サッカーＪリーグは、新型コロナウイルスの影響でことし2月下旬から中断している公式戦の再開日程について、29日、各クラブの代表などが参加する実行委員会で最終的な議論を行い、来月27日か、7月4日の2つの案から決める見通しです。

Ｊリーグは、感染症の専門家から無観客であれば試合を開催できる状況になってきているという見解が示されたことを受けて、今週、選手会やクラブの運営担当者との会議で再開日程や方式などについて調整を進めてきました。

関係者によりますと、日程については来月27日と7月4日が候補になっていて、リーグ側ができるだけ早い再開を模索しているのに対して、緊急事態宣言が最後まで出されていた地域を拠点とするクラブなどからは十分な準備期間を取る必要があるという意見が出されているということです。

また、新型コロナウイルスの感染防止対策として試合は無観客で再開し、当面は各チームを東西2つのグループに分け、移動の負担をできるだけ少なくする形で近隣のチームどうしで対戦カードを組むほか、飲料の飲み回しを避けるため、試合中に給水時間も設けることなどが検討されています。

Ｊリーグは、29日の実行委員会で最終的な議論を行ったうえで、夕方、村井満チェアマンがウェブ上で会見して、公式戦の再開日程などを発表することにしています。