避難所の感染対策 国が費用の一部負担へ 新型コロナウイルス

避難所の感染対策 国が費用の一部負担へ 新型コロナウイルス
これから本格的な大雨や台風の時期を迎える中、避難所では新型コロナウイルスの感染も懸念されています。国は、自治体による避難所の感染対策を進めてもらおうと、段ボールベッドなどの備蓄や、ホテルなど別の避難先を確保する際にかかる費用を負担することになりました。
災害時に避難所を設置する際、国は全国の自治体に対し、事前に感染対策を進めるよう求めていますが、自治体からは対策にかかる費用負担が課題だといった声も上がっています。

これを受けて内閣府は、避難所などの感染対策にかかる費用を負担することになりました。

費用を負担する対策としては、避難所で使用するマスクや消毒液、体温計、段ボールのベッドや間仕切りといった備蓄にかかる費用や、避難先を分散させるために自治体が用意するホテルや旅館などの施設の借り上げ費用などがあげられるということです。

財源は、新型コロナウイルスの感染症対策のための交付金などを使用することにしています。

内閣府は「大雨や地震に備え、交付金などの利用を検討して早急に避難所の感染対策や、多くの避難場所の確保を進めてほしい」と話しています。