飲食店など営業再開 各地で対策進む 新型コロナ

飲食店など営業再開 各地で対策進む 新型コロナ
緊急事態宣言の解除を受けて、飲食店の営業再開などが始まっています。感染防止対策を徹底しようと、飲食店などで作る団体が独自のマニュアルを作成したり、自治体が対策費用の助成を行ったりする取り組みが各地で進められています。
このうち札幌市では「すすきの観光協会」が、市の監修を受けて独自の感染防止対策マニュアルを作成し、今月、すすきの地区の飲食店など3800店余りに配布しました。マニュアルでは店舗が取り組むべき対策として、30項目を挙げています。

この中には、2方向以上の窓を開けて換気を行い、その際には換気は1時間に2回以上を目安に行うこと、さらに宴会を受け入れる場合は、同じ会社の同じ部署のグループなどに限定し、不特定多数の人が集まらないようにすることなどが書かれています。

観光協会では、このうち基本的な10項目の対策を実施した店舗については、店舗からの申告を受けて、ホームページで紹介することにしています。

また、富山県では県内の中小企業などを対象に、食事を提供する店舗が感染防止対策として、飛沫感染を防ぐためのアクリル板や換気扇などを設置した場合、1事業者当たり10万円の助成金を支給することにしていて、今月25日から受付を始めています。

窓のない飲食店、どうすれば?

飲食店関係者の頭を悩ませているのが、対策で欠かせない「換気」です。

厚生労働省は窓を開けて換気する場合、30分に1回以上、窓を全開にして行うよう推奨しています。

ただ、店舗によっては窓が無かったり、店舗内で分けられた個室には換気設備がないところもあります。どうすればよいのでしょうか?

空調機器メーカーの「ダイキン工業」は、店舗やオフィスでの効果的な換気の方法を今月、ホームページに公開しました。

https://www.daikin.co.jp/air/life/ventilation/office/

扇風機も使える

店舗やオフィスが入っている建物は、床面積と過ごす人の数に応じて、法律に基づいて換気設備の設置が義務づけられています。

このため、換気設備がきちんとあり、管理もされていれば窓がなくても、基本的に換気は行われているということです。

その換気設備の位置、特に空気が出ていく「排気口」の位置を、確認することが大切です。
部屋の中に排気口が無い場合は部屋のドアを開け、扇風機などを置いて、部屋の外に空気が流れるようにしましょう。

その際、個室の奥とドア部分の両方に扇風機があると、より効率的だということです。

また、飲食店の場合、ちゅう房に換気扇があるので、普段より長くつけた状態にしておくと、一定の効果が見込めるということです。
「エアコンは日頃から使っていても、換気設備についてはあまり知らない方も多いと思います。店舗に設置されている換気設備が、どのように動くのか、建物の管理会社に問い合わせるなど、改めて確認することが大事です」(ダイキン工業 担当者)