群馬 30日に県内全業種で休業要請解除へ 新型コロナ

群馬 30日に県内全業種で休業要請解除へ 新型コロナ
群馬県は感染拡大に伴う県内の警戒度を30日に引き下げ、県内のすべての業種で休業要請を解除することになりました。
群馬県の山本知事は28日、臨時の記者会見を開き、県独自のガイドラインに従って、30日、県内の警戒度を現在の「3」から、「県内・都内ともに感染リスクが抑制されている状態」の「2」に引き下げることを明らかにしました。

これにより群馬県内ではスポーツクラブやカラオケ店などを含むすべての業種で休業要請が解除されることになります。

県は営業再開にあたり、各業界団体が定めているガイドラインなどに沿って感染防止策を徹底するよう求めています。

また、県をまたぐ移動も首都圏の1都3県と北海道への不要不急の外出を除いて解除することにしています。

一方、感染防止策が取られていない「3密」になりやすい施設や高齢者や基礎疾患のある人に対しては、引き続き外出の自粛を要請し、2週間後をめどに解除するかどうか、判断することにしています。

会見で山本知事は、感染が再び広がらないよう新しい生活様式を実践するよう改めて呼びかけたうえで、夏の観光シーズンに向けては「群馬の観光産業は首都圏で成り立っているが、首都圏の人たちに来てくださいという呼びかけは慎重にやっていきたい。県民に県内の観光地に足を運んでもらい盛り上げるところから始め、できることをやっていきたい」と述べました。