北海道 新たに7人感染 岩見沢市の美容室 クラスター発生か

北海道 新たに7人感染 岩見沢市の美容室 クラスター発生か
28日、北海道内で札幌市の4人を含む7人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されました。岩見沢市の美容室では、新たなクラスター=集団感染の疑いが出ています。
28日、北海道で新たに感染が確認されたのは
▽札幌市で40代と10代の女性の2人、
▽空知地方で70代の女性1人、
▽岩見沢市で50代の女性と70代の男性の2人、
▽年齢や性別が非公表の2人の合わせて7人です。
検査数は295件でした。

道によりますと、岩見沢市の美容室で新たなクラスター=集団感染の疑いが出ているということです。

この店舗では28日、新たに2人の客の感染が判明し、これで従業員と客、合わせて6人の感染が確認されたということです。

道内19例目のクラスターの疑いがあるとして、道は感染経路を調べています。

また、札幌市によりますと、市内の40代の女性は同居の家族の感染がすでに確認されていて、札幌市は家族間で感染が広がったとみています。

また、市内の10代の女性は先月27日に感染が確認されましたが、28日、再度感染が確認された再陽性だということです。

札幌市保健所の担当者は「町なかで人出が多くなると、また患者数が増える懸念がある。新しい生活様式を徹底して感染予防をとってほしい」と話しています。

また道は年齢・性別非公表の1人が死亡したと発表しました。

これで道内の感染者は、札幌市の延べ664人を含む、延べ1078人。
亡くなった人は86人になりました。治療を終えた人は、延べ770人です。

岩見沢市長「強い危機感」

岩見沢市の松野哲市長は臨時の記者会見を行い「市内の感染者の増加が突出していて、強い危機感を持っている」と述べ、市民や事業者に対し手洗いやせきエチケットなど基本的な感染予防策を徹底するよう呼びかけました。

一方、感染者の行動歴などの情報について「道に情報共有を求めているが、現状では一般に公開されている情報に基づいて対応するしかない」と述べ、道は感染の拡大を防ぐため、より詳しい情報を自治体と共有するべきだという認識を示しました。