新型コロナ影響で休止の子ども食堂 家に食品届ける 仙台

新型コロナ影響で休止の子ども食堂 家に食品届ける 仙台
新型コロナウイルスの影響で休止を余儀なくされている子ども食堂の運営団体が、子どもたちの家に食品を届ける「こども宅食」という取り組みを始めました。
仙台市青葉区で子ども食堂を運営しているNPO法人では、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ことし3月から食堂の運営を休止していますが、子育て家庭を少しでも支援しようと、27日から「こども宅食」と称して無償で食品セットを配る取り組みを始めています。

配送するのはお米やレトルト食品、ビスケットなど子どものおよそ2週間分の食料品で、炊き込みごはんなどの栄養士が作ったレシピも付けました。この2日間で食堂の利用者など33世帯に届けられます。

28日は、職員たちが食品を詰めた段ボールをワゴン車に詰め込み、利用者たちの家をまわりました。

職員は食品を手渡したあと、子どもたちや母親に最近の生活状況などについて聞き取っていました。

小学生と保育園児の子どもがいる母親は「母子家庭なので、こうした食べ物の支援は本当にありがたいです」と話していました。

取り組みを始めたNPO法人、フローレンス仙台支社の勝又萌子マネージャーは「料理や食事を通じて家族どうしでコミュニケーションを取ってもらえればうれしいです」と話していました。