韓国 新たな感染者が79人に倍増 首都圏中心に感染者増加

韓国 新たな感染者が79人に倍増 首都圏中心に感染者増加
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韓国では、ソウル近郊の物流センターで新型コロナウイルスの集団感染が発生したことを受け、27日一日に確認された新たな感染者は、26日のおよそ2倍にあたる79人に上りました。韓国政府は、人口が集中する首都圏を中心に感染者が増えていることから、対策を徹底するよう重ねて呼びかけています。
韓国政府は、28日午前の記者会見で、27日一日に新たに確認された新型コロナウイルスの感染者が79人に上ったと発表しました。

韓国国内では、1日当たりの新規の感染者数がこのところ20人前後で推移していましたが、26日、40人と増加に転じたのに続いて、27日はさらに倍増した形で、先月上旬以来の水準となっています。

背景には、ソウル近郊のプチョン(富川)にある物流センターで今月25日に発生した集団感染が拡大していることがあり、これまでに82人の感染が確認されています。

韓国では、今月から日常生活と感染防止の両立を図る取り組みを進めていて、規制緩和を維持する目安として、一日の新たな感染者を50人以下に抑えることを掲げていますが、今回この目安を初めて超えたことになります。

パク・ヌンフ(朴※厚)保健福祉相は、28日朝の会議で「マスクを着用するとともに、体調が悪ければ休むといったルールが、職場でしっかり守られていないようだ」と指摘しました。

韓国政府は、人口が集中する首都圏を中心に感染者が増えていることから、対策を徹底するよう重ねて呼びかけています。

※「凌」の「にすい」が「さんずい」。