韓国銀行 政策金利を0.5%に引き下げ最低水準に コロナ影響で

韓国銀行 政策金利を0.5%に引き下げ最低水準に コロナ影響で
韓国の中央銀行にあたる韓国銀行は28日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、経済活動が大きく萎縮しているとして、政策金利を0.25%引き下げ、これまでで最も低い0.5%にすると発表しました。
韓国銀行は28日午前、金融通貨委員会を開き、政策金利を現在の0.75%から0.25%引き下げて、0.5%にすると発表しました。

0.5%の政策金利は、韓国が現行の制度を導入した2008年以降、最も低い水準です。

引き下げの理由について韓国銀行は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、経済活動が大きく萎縮していることを挙げています。

また、韓国のことしの経済成長率の見通しについては、当初のプラス2.1%からマイナス0.2%へと下方修正しました。

韓国銀行は「国内の消費が低迷し、輸出も大幅に減少する中、設備投資の回復が制約されている。サービス業を中心に就業者数の減少幅が拡大傾向にある」と分析しています。