アーチェリー 高校生・大学生対象の全国大会を計画 新型コロナ

アーチェリー 高校生・大学生対象の全国大会を計画 新型コロナ
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で学生スポーツの大会が相次いで中止となる中、アーチェリーでは用具メーカーなどが実行委員会を立ち上げことし9月に高校生と大学生を対象とした全国大会を計画していることが分かりました。
アーチェリーでは高校生の最大の大会となる全国高校総体が中止となったほか大学のリーグ戦なども相次いで中止となり、選手たちからは練習の成果を競える代替の大会を求める声があがっていました。

これに対しアーチェリーの用具メーカーなどが選手の声に応えたいと実行委員会を立ち上げインターネット上で寄付を募るクラウドファンディングなどを活用して全国大会を開催する準備を進めていることが分かりました。

大会は、「SUMMER SHOOT20」と名付けられ、ことし9月26日と27日に長野県上田市で行う計画です。

実行委員会によりますと、大会の開催は緊急事態宣言が解除されていて都道府県間の移動に自粛の要請などがないことなど安全の確保が大前提で選手や関係者全員に朝昼の検温を義務づけるほか消毒やマスク着用の徹底など感染予防の対策を講じるとしています。

また、大会の規模は感染予防の観点から全国の高校生と大学生合わせて150人とする予定で、エントリーを受け付け予選は行われません。

大会では個人戦のほか、1チーム3人の団体戦も予定され寄付を活用し遠方から参加する選手の交通費の補助などに充てる予定だということです。

大会の実行委員会は「アーチェリーはいわゆる3密を避けて競技ができる環境にある。さらに対策を徹底し開催を実現したい」と話しています。