コロナで公演中止 海外への動画発信に最大5000万円補助

コロナで公演中止 海外への動画発信に最大5000万円補助
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、コンサートや演劇などが中止や延期に追い込まれた主催者への支援策がまとまりました。今後行う公演を収録し、海外に動画を発信する場合に最大で5000万円が補助されます。
新型コロナウイルスの感染拡大にともなって、音楽のコンサートや演劇、歌舞伎などの公演が相次いで延期や中止となりました。

新たな支援策では、ことし2月1日以降に公演を中止したり延期したりしたプロダクションや劇団などの主催者が、今後、ライブ公演を行って、その際に収録した動画を海外向けに発信する場合にかかる費用を補助します。

出演料や会場代、動画の制作費などを含めた費用の半額を補助し、上限は5000万円となります。

補助金の事務局は、非営利組織の映像産業振興機構が担い、27日から申請の受け付けが始まりました。

この支援策について経済産業省は「ウイルスの感染拡大で収入を得る機会を失った事業者を支援するとともに、日本のエンターテインメントを動画で発信することで海外でのファン獲得にもつなげていきたい」と話しています。