サッカー Jリーグ 19クラブが単年度赤字 新型コロナ影響

サッカー Jリーグ 19クラブが単年度赤字 新型コロナ影響
サッカー Jリーグは、各クラブの昨年度の経営情報を開示し、19クラブが単年度で赤字となりました。新型コロナウイルスの影響で、公式戦の中断が続くなか、今後さらに厳しい経営が想定されるとして、Jリーグでは融資などでの支援策を徹底していくとしています。
Jリーグは27日、新型コロナウイルスの影響で株主総会が開催できず決算を確定できなかったクラブなどを除く45クラブの昨年度の経営情報を開示しました。

それによりますと、元スペイン代表のイニエスタ選手などをそろえるJ1のヴィッセル神戸が、Jリーグで史上最高額となる114億円余りの営業収益をあげた一方で、19クラブが単年度で赤字となりました。

クラブライセンスに影響する債務超過に陥ったクラブはありませんでしたが、J1のサガン鳥栖は強化費が膨らんだうえスポンサーの撤退もあり、20億円を超える大きな赤字となっています。

さらに今シーズンはウイルスの感染拡大で公式戦の中断が続き、各クラブとも、入場料収入などの見通しがつかないことから厳しい経営が想定されています。

Jリーグでは、各クラブへの配分金を前倒しで渡したり、融資に関する特例措置を設けたりしていますが、今後もこうした支援策を徹底していくとしています。