韓国 新たに40人感染確認 首都圏で集団感染に警戒 新型コロナ

韓国 新たに40人感染確認 首都圏で集団感染に警戒 新型コロナ
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韓国政府は、新型コロナウイルスの1日当たりの新たな感染者が、40人にのぼったと発表しました。先月上旬以来の水準で、政府は首都圏での相次ぐ集団感染の発生に警戒を強めています。
韓国政府が27日、発表したところによりますと、26日、1日に新たに確認された新型コロナウイルスの感染者は、首都圏を中心に合わせて40人にのぼったということです。

韓国国内でこのところ20人前後で推移していましたが、1日当たりの新規の感染者数が40人に達したのは、先月上旬以来です。

韓国では、今月初めに発生したソウルのナイトクラブでの集団感染で、7次感染まで含めこれまでにおよそ260人の感染が確認されています。

さらに25日、ソウル近郊のプチョン(富川)にある物流センターでも集団感染が発生して、これまでに従業員とその家族合わせて36人の感染が確認されており、保健当局は、従業員およそ3600人についてPCR検査を急いでいます。

韓国政府は、高校や小中学校の登校を段階的に認める一方、バスやタクシーなど交通機関を利用する際にマスクの着用を義務づけるなど、日常生活と感染防止の両立を図る取り組みを進めています。

こうした中、韓国の人口のおよそ50%が集中する首都圏で集団感染が相次いでいることに、韓国政府は警戒を強めています。