マクラーレン 従業員1200人削減へ 新型コロナウイルス

マクラーレン 従業員1200人削減へ 新型コロナウイルス
自動車レースの最高峰、F1のチームを抱えるイギリスのマクラーレンは、新型コロナウイルスの影響で従業員を1200人減らすと発表しました。
イギリスに拠点を置くマクラーレングループはF1をはじめとするレーシング部門の運営やスーパーカーの生産を手がけていますが、新型コロナウイルスの影響で、モータースポーツのイベントの開催見送りが相次いでいることや車の受注が低迷していることから厳しい経営が続いています。

これを受けてマクラーレンは26日、経営立て直しの一環としてレーシングや車の生産などの各部門で合わせておよそ1200人の従業員を減らすと発表しました。これは、従業員全体の4分の1を上回る規模だということで、マクラーレンは「今回のリストラ計画は将来にわたる長期的な成長に必要な措置だ」とコメントしています。

地元メディアによりますとマクラーレンは現在、イギリス政府が賃金を肩代わりする制度を活用して従業員の多くを休ませているということです。