販売サイトで監視強化 転売禁止のアルコール消毒液

販売サイトで監視強化 転売禁止のアルコール消毒液
品薄状態が続くアルコール消毒液の転売が法律で禁止されたことにあわせ、インターネットの販売サイトでは個人の出品を全面的に禁止したり違反が疑われる業者の出品を制限したりして監視を強める動きが進められています。
需要が増加しているアルコール消毒液などは店頭で品薄の状態が続き、オークションサイトやフリマアプリで高額の出品が後を絶たないため、26日から個人や業者が仕入れ価格より高値で転売することが法律で禁止されました。

これに合わせ、ヤフーが運営するオークションサイト「ヤフオク!」は、消毒液の個人での出品を全面的に禁止したほか、利用者の通報制度も活用して出品状況の監視を強化し、違反している場合は出品を削除する対応を進めています。

一方、インターネット通販大手の「アマゾン」は、違反が疑われる業者による消毒液の出品を制限するなど適切な措置を進めているとしています。

消費者庁は「法律での禁止を受けて消毒液の転売が疑われる出品は減っていると感じているが、今後も、サイト事業者の監視の役割は重要であり、連携して対応したい」としています。