プロ野球 観客制限は「政府の指針に従う」

プロ野球 観客制限は「政府の指針に従う」
6月19日に無観客での開幕が決まったプロ野球で、試合に観客を入れる時期について、NPB=日本野球機構は7月10日から段階的に観客を入れられるとする政府の方針に従う考えを示しました。
緊急事態宣言の解除を受けて政府は25日、「基本的対処方針」に基づきイベントの開催制限についてはおおむね3週間ごとに段階的に緩和する目安を示しました。

このうちプロスポーツの試合については来月19日以降に感染対策を徹底することなどを前提に無観客で開催するよう求めています。

そして7月10日からは入場者の上限を5000人、または収容人数の半分程度以内のいずれか少ない方にまで拡大させるとしています。

さらに8月1日をめどに収容人数の半分程度の人数であれば、イベントの規模にかかわらず開催を認めるとしています。

これについて、NPBの井原敦事務局長は「政府からの指針なので、それに従う。なおかつ各自治体の理解、了解を得たうえで進めることになると思う」と述べ、7月10日以降、観客を入れて試合を行うために各球団が本拠地を置く自治体との協議を進めていくという考えを示しました。

また、広島が今月21日から他球団に先駆けて本拠地・マツダスタジアムでの練習をファンに公開したことについて、「保健所の方にも立ち会ってもらい、さきざき観客を入れて試合を行ううえでの注意点を確認したという報告をもらっている。ほかの球団とも情報共有すれば参考になると思う」と話していました。