宣言解除 定期券窓口は混雑の予想 鉄道各社の取り組みは?

宣言解除 定期券窓口は混雑の予想 鉄道各社の取り組みは?
緊急事態宣言が解除されたことを受けて通勤や通学で公共交通機関の利用を再開する人が増えると見込まれています。定期券売り場では新たに購入したり払い戻しを受けたりする人で混雑が予想され、鉄道各社は感染拡大を防ぐためにさまざまな取り組みを進めています。
このうち東京メトロは、定期券売り場の混雑がとくに予想される池袋や新宿などの10の窓口で整理券を配布し、インターネット上で順番を確認できるシステムを新たに導入しました。

順番が近づくまでは定期券売り場からできるだけ離れて待つよう呼びかけています。

通勤や通学の定期券のうち大人運賃の新規の購入についてはインターネット上で事前に予約し駅の券売機で受け取れるということです。

また、JR東日本ではホームページから定期券の申込書をダウンロードできるようにしたほか、インターネットで新規の定期券を申し込めるサービスを紹介するなど窓口の混雑を避けるよう呼びかけています。

JR東日本ではアプリで山手線の混雑状況をほぼリアルタイムで情報提供しているほか、首都圏の主な路線についてもホームページで過去1週間の平日や土曜休日の時間帯ごとの混雑状況を30分単位で確認できるサービスも始めています。

JR東日本は「感染防止のため、ソーシャルディスタンスを確保したいというお客さまのニーズを踏まえて取り組みを進めています。少しでも空いている時間帯を選んでいただけるようサービスを提供していきたいです」と話しています。