将棋 藤井七段 最年少タイトル挑戦が日程的に可能に

将棋 藤井七段 最年少タイトル挑戦が日程的に可能に
緊急事態宣言の解除を受けて、日本将棋連盟は、八大タイトルの1つ、棋聖戦を来月8日に開幕することを決め、挑戦者まであと2勝に迫りながら対局が行えない状況が続いていた藤井聡太七段は、タイトル挑戦の最年少記録を更新することが日程的に可能になりました。
藤井聡太七段(17)は現在、八大タイトルの1つ、棋聖戦の挑戦者を決めるトーナメントで準決勝に進み、自身初となるタイトル挑戦まであと2勝に迫っていますが、緊急事態宣言の影響で対局が行えない状況が続いていました。

しかし、緊急事態宣言が全国で解除されたことを受けて対局ができるようになり、日本将棋連盟などが棋聖戦の日程を改めて検討した結果、来月2日にトーナメントの準決勝の2局を行い、4日に決勝を行ったうえで、タイトルをかけた五番勝負を来月8日に開幕することを決めました。

藤井七段は、トーナメントを勝ち抜いて来月8日に五番勝負の初戦を迎えれば、「17歳10か月20日」でのタイトル挑戦となり、平成元年に屋敷伸之九段(48)が打ち立てた「17歳10か月24日」のタイトル挑戦の最年少記録を31年ぶりに更新することになります。

藤井七段は2日の準決勝で、これまで「名人」を3期獲得しているトップ棋士の佐藤天彦九段(32)と対局します。