静岡大馬術部 新型コロナで存続危機 餌代の寄付呼びかけ

静岡大馬術部 新型コロナで存続危機 餌代の寄付呼びかけ
静岡大学の馬術部では新型コロナウイルスの影響で部員のアルバイトがなくなり、馬の餌代を確保できなくなりました。このままでは馬を手放さざるをえず、部の存続に関わるとして餌代の寄付を呼びかけた結果、多くの善意が寄せられました。
静岡大学馬術部は6頭の馬を飼育していて、年間の餌代や医療費などとしてかかる480万円のうち、350万円は部員がアルバイトをしてまかなっています。

しかし、新型コロナウイルスの影響でアルバイトがなくなり、ことしはおよそ230万円不足していました。

部によりますと、餌代が確保できないと馬が飼育できなくなるため、乗馬クラブなどに譲り渡さざるをえず、引き受け先が見つからなければ殺処分となるおそれがあるとして、部は先週から大学のホームページで寄付の呼びかけを始めました。

馬術部の主将で3年生の土屋祐太さんは「毎日世話した馬を手放さなければいけないのはつらいです。次の代につなげられるように頑張りたい」と話していました。
その結果、多くの方から申し入れがあったということで、えさ代は確保され、馬を手放すなど部の存続が危ぶまれる状況は回避される見込みになったということです。