ベルリン ホテルが観光客受け入れ再開 欧州 観光業再建が課題

ベルリン ホテルが観光客受け入れ再開 欧州 観光業再建が課題
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夏の観光シーズンを前に、ドイツの首都ベルリンのホテルで観光客の受け入れが再開されました。ヨーロッパでは各国で観光客受け入れの方針が打ち出されるなど、新型コロナウイルスの影響で大きな打撃を受けた主要産業の観光業の立て直しが課題となっています。
ベルリンでは25日からホテルが観光客の受け入れを再開することが認められました。

ベルリン中心部のホテルでは、フロントに透明の仕切りを設けたり、客どうしの距離をとるための目印を床につけたりするなどの新たな対策が取られていました。

また、感染のリスクを抑えるため、ビュッフェ形式の朝食をとりやめたほかサウナなどの施設も閉鎖しました。
外国からの観光客が見込めない中、予約はまだ少ないということですが、支配人のセエフ・ローゼンベルクさんは「トンネルの終わりに光が見えるようになり、とても喜ばしい日です。段階的に、できれば早く、かつての日常に戻ってほしいです」と話していました。

ドイツではほとんどの州のホテルで観光客の受け入れがすでに再開され、イタリアが来月3日以降、EU=ヨーロッパ連合の加盟国からの観光客を受け入れる方針を示すなど、ヨーロッパ各国では新型コロナウイルスの影響で大きな打撃を受けた主要産業の観光業の立て直しが課題となっています。