千葉県 再開認める 大学 塾 幕張メッセも 緊急事態宣言解除

千葉県 再開認める 大学 塾 幕張メッセも 緊急事態宣言解除
緊急事態宣言の解除を受け、千葉県は25日夜、対策本部会議を開き、休業要請を行っていた大学や映画館などについて、26日以降の再開を認める措置を決めました。森田知事は「今後は第2波への備えを続ける。引き続き県をまたぐ移動は控えてほしい」と強調しました。
千葉県は緊急事態宣言に基づく休業要請の措置を業種別に「A」から「D」の4段階で緩和する計画で、「A」に当たる図書館や博物館などについては、すでに再開を認めています。

さらに、政府が緊急事態宣言をすべて解除したことを踏まえて25日夜、県庁で対策本部を開き、「今週半ば」に休業要請の措置を緩和するとしていた「B」の施設について、26日午前0時以降、再開を認めることになりました。
対象となるのは、大学、学習塾、映画館、ホテルや旅館の宴会場、幕張メッセなどの展示場です。

「C」に当たる水族館、体育館、パチンコ店、ネットカフェなどは来月1日からの営業を認め、「D」に当たる施設のうちスポーツクラブとカラオケ店は、感染拡大防止対策の徹底などを条件として、この日から休業要請を解除することになりました。

一方、「D」に当たる施設のうちライブハウス、キャバレー、ナイトクラブなどは、いわゆる「3密」が生じやすいとして、当面、休業要請を継続し、県内の感染状況や国の動向を踏まえて解除の判断をするとしています。

そして飲食店での酒類の提供は、これまで午後7時までとしていたところ、26日からは午後10時までに緩和することにしました。

千葉県では25日まで4日連続で新たな感染者は確認されていませんが、引き続き監視を強化したうえで、感染者数や陽性率などが一定の基準を上回った場合には改めて施設の使用停止や外出自粛を要請することがあるとしています。

森田知事は記者会見で「医療態勢や病床の確保など感染拡大の第2波に対しての備えを続けていく。今までのような事態に逆戻りすることを避けるため、新しい生活様式を実施するとともに、引き続き県をまたぐ移動は控えてほしい」と強調しました。