新型コロナ 重症や中等症患者受け入れ 診療報酬さらに引き上げ

新型コロナ 重症や中等症患者受け入れ 診療報酬さらに引き上げ
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、厚生労働省は、重症や中等症の患者を受け入れた医療機関に支払われる診療報酬を、先月に続いて、さらに特例的に引き上げ、通常の3倍とすることを決めました。
新型コロナウイルスの重症患者や中等症の患者の治療に対する診療報酬は、先月、その一部が特例的に引き上げられました。

しかし、厚生労働省は、治療に多くの人手が必要になっていることなどから25日、中医協=中央社会保険医療協議会に、さらに引き上げる案を示し了承されました。

具体的には、ICU=集中治療室に入院して「ECMO(エクモ)」と呼ばれる人工心肺装置などをつけた重症患者などの治療に対する報酬を、通常の3倍にするとしています。

また、酸素吸入が必要な中等症以上の入院患者の治療に当たった場合などの加算も3倍にするとしています。

いずれも、患者の自己負担はかからず、感染が終息するまでの特例的な措置として、26日から適用されるということです。