甲府 新型コロナ感染の高齢女性が死亡 山梨県で初

甲府 新型コロナ感染の高齢女性が死亡 山梨県で初
甲府市は新型コロナウイルスへの感染が確認されていた市内に住む高齢の女性が24日夜、死亡したと発表しました。県内で死亡が確認されたのは初めてです。
甲府市によりますと、死亡したのは甲府市内に住む高齢の女性で、先月、せきや発熱などの症状があり、PCR検査で陽性が確認されたあと、県内の医療機関に入院していました。

当初は重症ではないと診断されましたが、入院中に症状が悪化し、24日夜、新型コロナウイルスが原因の肺炎で亡くなりました。女性に持病はなかったということです。

県内ではこれまでに60人の感染が確認されていますが、死亡が確認されたのは初めてです。

甲府市はこの女性の性別以外の年代や行動歴などについて非公表としました。

これについて、甲府市の樋口雄一市長は、「遺族と話し合い、ひとつひとつの情報を記録している人がいたら人物が特定されると思った。人権を侵害するひぼう中傷が出てきているので、そういうことにつながらないよう判断した」と説明しています。