インド 国内線で運航再開 マスク着用など対策徹底 新型コロナ

インド 国内線で運航再開 マスク着用など対策徹底 新型コロナ
インドでは、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために3月下旬から運航を停止していた国内線のフライトについて、オンラインチェックインの利用やマスクの着用など対策を徹底したうえで25日から運航が再開しました。
インドでは、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、3月下旬から外出制限を続けていますが、経済に深刻な影響が出ていることから段階的に制限を緩和しています。

インド政府は国内線のフライトの運航についても、25日から便数を3分の1に減らしたうえで再開することを認め、各地の空港には朝から多くの乗客が集まりました。

政府は運航の再開にあたって感染防止のためのガイドラインを公表し、検温や消毒の徹底、空港職員などとの接触を減らすためのオンラインチェックインの利用、接触確認アプリの利用、乗客乗員のマスクの着用、機内食の提供禁止などを航空会社や乗客に呼びかけています。

一方、インドでは、25日朝までの24時間に新型コロナウイルスへの感染が確認された人は6900人余りと、これまでで最も多くなり、感染者数は合わせて13万8000人にのぼっています。

このため、州によっては到着した乗客に対して一定期間、自宅待機を求めるなど、より厳しい対策をとっていますが、州をまたいだ人の移動が大幅に増えることで感染がさらに広がる懸念も出ています。